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落ちこぼれが京大に合格する道のりを全て公開します!

京大英語対策

自分は受験勉強において英語に一番力を入れました。

どの学部も英語の配点が一番高く、京大に関わらず英語は落とせない科目だからです。

裏を返せば、英語を落とすとほぼ合格はありえないでしょう。

 

まず、

ひたすら単語を覚える→文法の勉強→長文対策→英作文→過去問

の順番で勉強しましょう。

以下にこの順番で実際に使った参考書を紹介します。

 

目次

 

ひたすら単語を覚える

英文を読む際に基本的な単語でつまづいていたら、長文に慣れるどころか英語の力がつきません。

とにかく何も考えずに単語をひたすら覚えること。

 

自分は基礎として『システム英単語』、応用として『単語王』、例文暗記として『DUO』の三冊を順番に使いましたが、

人によって形式の好みは違うと思うので、それぞれ二冊ずつご紹介します。

 

[基礎編]『システム英単語』または『ターゲット1900』

 

まず自分がオススメするのはシステム英単語、通称シス単です。 

システム英単語 (駿台受験シリーズ)

システム英単語 (駿台受験シリーズ)

 

 [特徴] シス単は過去の大学入試の頻出単語が分析されていて、とにかく入試の的中率がすごいです。小さく書かれてる単語も覚えて無駄はないくらい、全てが重要単語です。

基礎から応用まであるので、自分は入試直前まで確認用として使っていました。

 

[デメリット]正直見つからないです。的中率も半端ないし、かなり信頼をおいてる参考書です。

 

 

さらにシス単と同様に有名なのが『ターゲット1900』です。

英単語ターゲット1900 5訂版 (大学JUKEN新書)

英単語ターゲット1900 5訂版 (大学JUKEN新書)

  • 作者: 宮川幸久,ターゲット編集部
  • 出版社/メーカー: 旺文社
  • 発売日: 2011/11/23
  • メディア: 単行本
  • 購入: 3人 クリック: 19回
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 [特徴]単語は赤シートで隠せ、実際の本の大きさも手で持ちやすく縦長になっています。勉強のしやすさに特化されたデザイン性の高い参考書です。シス単とはほぼ同じレベル。

短時間で集中的に覚えたい方にオススメ。

 

[デメリット]派生語が無駄なのが多いです。入試に出ないレベルの派生語がちょくちょくのっているので、そういうのは無視しましょう。

 

[応用編]『単語王』または『鉄壁』

 基礎的な単語が身についている方は『単語王』をオススメします。

単語王2202

単語王2202

 

[特徴]単語王は京大受験生の使用率高いですね〜本当に高いです(笑)

単語がそれぞれ難易度に分かれているので、自分のレベルに合わせて勉強できます。難易度3の単語まで覚えられたら、京大英語の単語でつまづくことはまずないです。

 

[デメリット]ページ途中にちょいちょいある、合格体験記みたいなのはちょっと邪魔に感じましたね。。(笑)

 

 

 

次に紹介するのが『鉄壁』です。

鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁

鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁

 

[特徴] 知る人ぞ知る名書。あの鉄緑会による参考書で、何よりも派生語の種類が豊富です。さらに単語の由来なども説明されているので、入試でわからない単語が出たとき、意味を想像する力はつくと思います。

 

[デメリット]注意なのが分厚く量も多いので、途中で挫折して中途半端に終わってしまう可能性があります。なので最後までやる覚悟が必要だと思います。あと値段が高い(笑)

 

[例文付き英単語]『速読英単語』または『DUO』 

以下二冊の最大の特徴は英文を通して単語を覚えていきます。そうすることで単語のイメージがつき、記憶に定着しやすいのです。

 

京大の入試問題には参考書にものっていない難しい単語がよく出ます。そういう時に必要なのが"想像力"です。前後の文章を読んでこの単語がどういう意味なのかを想像するのです。その力を鍛えられるのが以下の二冊です。

 

まず『速読英単語』、通称『速単』を紹介します。

速読英単語1必修編[改訂第6版]

速読英単語1必修編[改訂第6版]

 

[特徴] 速単は2ページにかけて単語の解説がなされており、かなり詳しいです。

英文も実際入試で出されるよな専門的な内容になっているので、英文をそのまま覚えるのも効果があるでしょう。

 

[デメリット]短期間で覚えることは難しいかなと思います。どちらかというと、長くゆっくり学習していくっていう方向けです。

 

 

速単よりももっと短い英文がいいなという方には

『DUO 3.0』がオススメです。

DUO 3.0

DUO 3.0

 

 [特徴]DUOには私自身かなり助けられました。一文を覚えるだけで単語が5,6個覚えられる仕組みになっていてさらにその例文を実際に英作文などで使えるので、まさに一石二鳥です。

例文を流したCDが付いていて、私は通学の電車で毎日聞いてました。

 

[デメリット]受験英語というよりは日常英語向けでもあるので、派生語とかは特に入試に必要ないものばかり。長期的にみて役立つ参考書という感じです。

 

 

 [基礎編][応用編][例文付き英単語]からそれぞれ一冊ずつ自分に合いそうなものを選んで、勉強すると良いでしょう。入試の英単語はこれで絶対太刀打ちできます。

 

文法の勉強

 

単語を一通り暗記したら文法に入ります。

文法は集中的にやるというよりは一年かけてじっくりやる方が良いと思います。自分の場合は定期的に忘れてしまうので、一年かけて何周もやり込みました。

 

[基礎編]『ネクストステージ』または『UPGRADE』 

まず文法書の王道であるネクストステージ』、通称ネクステ』です。

Next Stage 英文法・語法問題 3rd edition

Next Stage 英文法・語法問題 3rd edition

  • 作者: 瓜生豊,篠田重晃
  • 出版社/メーカー: ピアソン桐原
  • 発売日: 2011/11/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 3人 クリック: 32回
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 [特徴]高校生なら一度は見たことあると思いますが、文法を勉強するにはやはり外せません。特に文法以外にも語法や派生語が掲載されているのが特徴です。

家に一冊あると安心でしょう。

 

[デメリット]昔からある参考書だからなのか、文字は色がなく全部黒字です。モチベーションが上がるようなデザインではないです(笑)

 

さらに意外と知られていない名書が『UPGRADE』

[特徴]最大の特徴はすべての重要な文法が赤で書かれているため、赤シートを利用して覚えられることです。勉強のしやすさでいったらNO1ですね。デザイン性が高いです。 

レベルはネクステとほぼ同程度。

 

[デメリット]ネクステほどは内容が詳しくない。が、致命傷になるほどでもないです。 

 

 [応用編]『頻出英文法・語法問題1000』

もう少しレベルアップしたのがこの『頻出英文法・語法問題1000』です。

全解説頻出英文法・語法問題1000 (大学受験スーパーゼミ)

全解説頻出英文法・語法問題1000 (大学受験スーパーゼミ)

 

[特徴]難関大学を志望してる受験生は使用率高めですね。面白いのが問題1000題より別冊の解説の方が3倍くらい分厚いという(笑)難しい代わりに解説がかなり詳しいです。

 

[デメリット]正直、京大受験生はここまで文法を極める必要はないと思います。上のネクステやUPGRADEでセンターは十分ですし、京大は直接的に文法の問題は出ないですし。時間に余裕があったら...という感じですかね。

 

 

 [文法総まとめ]『英文法ファイナル問題集』

文法を一通り学習したら最後に『英文法ファイナル問題集』で仕上げましょう。 

[特徴]これをやったらセンター英語の文法、語法、発音アクセントは満点狙えます。

標準問題が多いですが、なめない方がいいです(笑)一問一問がすべて良問です本当に。

 

[デメリット]思ったよりサイズが大きめ。そこまで気にならないですが^^;

 

 

長文対策

 

自分は学校の英語をサボっていたせいで本当に英語長文が苦手で、前から訳すのも時間がかかるし、内容が頭に入ってこないという悪循環に陥ってました。

 

[基礎編]『基礎英文解釈の技術1000』

本当に基礎から勉強しようと思い、

まず最初に塾講師に勧められた『基礎英文解釈の技術1000』で勉強しました。 

基礎英文解釈の技術100 (大学受験スーパーゼミ徹底攻略)

基礎英文解釈の技術100 (大学受験スーパーゼミ徹底攻略)

 

[特徴]最初にやり始めた時、簡単すぎてむしろ時間の無駄なんじゃないかと思っていましたが、合格した今この一冊をやっていて良かったと言えます。長文の本質がここに詰め込まれています。センター7割いけない方は、基礎がまだ甘いのでこの参考書をやるのがいいと思います。

 

[デメリット]長文に出てくる単語がまぁまぁ難しい。英文と単語のレベルが釣り合ってないというか...(笑)

 

 

 [中級編]『ポレポレ』と『長文問題精講』

さらにレベルあげたのが『ポレポレ』です。 

ポレポレ英文読解プロセス50―代々木ゼミ方式

ポレポレ英文読解プロセス50―代々木ゼミ方式

 

[特徴]ポレポレは京大英語と形式が同じなので、京大受験生に人気ですね〜。英文を読んでいく上で文構造が理解できるという意味で、京大対策にはもってこいの一冊です。

 

 [デメリット]割と難しいので、基礎がまだまだな方は必要ないと思います。もう少し簡単な参考書でも受験で十分戦えます。

 

 

ポレポレの代わりに『長文問題精講』も良いです。

基礎英語長文問題精講 改訂版

基礎英語長文問題精講 改訂版

 

[特徴] 自分は途中でこっちに切り替えました。ポレポレも良いですが、問題精講の方が基礎に特化してるし、本当に入試を解いてるみたいでモチベが上がりました。(実際、過去問の長文ですし)

 

 [デメリット]本のサイズが小さく厚いので、書き込みにくい。コピーしにくい。

 

 

[上級編]『英文読解の透視図』

長文に慣れてある程度点数が取れてきたら『英文読解の透視図』です。 

英文読解の透視図

英文読解の透視図

 

[特徴]こちらはもうレベルたっか〜って感じです(笑)時々、京大過去問を解いていると「これどうやって訳すのーー」っていう本当に天才しか解けないんじゃないかって問題が出るんですね、はい。その"時々"を解消するための参考書です。

なのでそんな問題、みんなとけません(多分)

英語で差をつけたい!という方にオススメします。そうじゃない方はやるだけ非効率な気がします。

 

 

英作文

さて、英作文です。 

 

[基礎編]『ドラゴン・イングリッシュ』

英作文初心者にオススメが、竹岡氏による『ドラゴン・イングリッシュ』です。

ドラゴン・イングリッシュ基本英文100

ドラゴン・イングリッシュ基本英文100

 

[特徴]英作について右も左も分からない方は、とりあえずこの参考書の例文100題を丸暗記してください。覚えているうちに英作の感覚がつかめてくると思います。

なんとなく覚えている単語や文法だけでは、入試英作文に太刀打ちできません。覚えた例文は使えるので嘘だと思って暗記してください。

 

[デメリット] この100文を覚えたからといって、英作文で点数が取れるわけではありません。そこは勘違いしないでください。あくまで英作文の感覚や本質がつかめるだけです。ここからさらに過去問などで練習して初めて点数に繋がると思ってください。

 

 

[中級編]『やっておきたい英語長文700』

 もともと学校などで英作をやっていた方は以下の『やっておきたい英語長文700』がいいです。

やっておきたい英語長文700 (河合塾SERIES)

やっておきたい英語長文700 (河合塾SERIES)

 

[特徴]基礎的な700文がのっています。一文が短いので思ったより早く暗記できます。

 

  

京大の英作は阪大とほぼ同じなので、やることがなくなったら阪大の過去問を解くのもアリです。

あとは実際に過去問の英作文を解いて、学校や塾の先生に添削してもらうのが良いでしょう。

 

過去問 

 

 ラストに京大の過去問です。

京都大学(文系) 赤本 2017年版』

京都大学(文系) (2017年版大学入試シリーズ)

京都大学(文系) (2017年版大学入試シリーズ)

 

  

『京大の英語25カ年』

京大の英語25カ年[第8版] (難関校過去問シリーズ)

京大の英語25カ年[第8版] (難関校過去問シリーズ)

 

自分が実際に利用したのが"英語25カ年"です。

全科目掲載されている赤本でも良いですが、"英語25カ年"はとにかく解説が詳しいので復習しやすいです。さらに25年分あるので1990年代のも分析できたのがよかったですね。

 

 

以上が京大英語対策になります。参考書選びは合否に直結してるので慎重に!